厄除け祈願法会
お盆供養法会
8月16日
大施餓鬼法会
当日は、近隣寺院ご住職、僧侶が多数参列し、荘厳な大法要によって 初盆供養、ご先祖様の総供養を営みます。
お盆のお話
昔々、お釈迦様の弟子に目連尊者という方がおられました。目連尊者は「神通第一」と呼ばれるほど神通力(超能力)に優れたお釈迦様の高弟です。
目連尊者は、父母を成仏に導き育ての恩に報いようと神通力で父母を見通し、母親が餓鬼道に落ちていることを知り、お釈迦様に母親を助けたいと願います。
するとお釈迦様は、
「汝の母は罪が深く、汝一人の力でどうにもしがたいが、多くの僧と神の力を以てすれば成仏できる。7月15日の僧自恣そうじしの日(雨季の修行(夏安居)を終えた次の日)に、僧侶たちに飲食を供養すれば、その功徳で母親を助ける事ができるだろう。」と、おっしゃいました。
目連尊者は、さっそく「盂蘭盆会うらぼんえ」を行い、修行明けの僧侶たちに飲食を供養し、母親を餓鬼道から救うことができたのです。
そしてお釈迦様は、未来においても父母に孝行を行ずる仏弟子は、盂蘭盆により父母や七世の父母を救すべし、と告げられました。
このお話から伺い知れるのは、目連尊者のように、今を生かされている私たちが、少しでもお釈迦様のみ教えに従い、よき人間となっていくことが何よりもご先祖様を喜ばせることになるということです。お盆は私たちが少しでもよき人間となっていくための大切な仏縁として捉えていきたいものです。